「首里城」の見どころ!アクセス方法や周辺ホテルもご紹介

沖縄旅行に行くなら、ぜひ「首里城」へ行ってみてください!

「首里城」は沖縄県沖縄市にある、あの2,000円札』のモデルになった沖縄県を代表する観光名所です♪

2020年には世界遺産にも登録されましたが、正確には首里城ではなく「首里城跡」が世界遺産として認められています。

そんな首里城は、元々約450年続く「琉球王国」を象徴する建造物でした。

いつ建設されたかは不明なままですが、1429年に「南山・中山・北山」の3つに分かれていた国を尚巴志(しょうはし)が全土統一した頃にはすでに琉球王国に存在していたと考えられています。

「首里城」おすすめホテル3選
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
世界遺産『首里城』に一番近い♪徒歩15分★観光にも便利なロケーション/那覇空港より車で約30分/那覇I.C.より車で約10分/国際通りまで車で約15分
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「首里城」は過去に5回も火災の被害を受けていて、近年だと2019年10月31日、正殿や北殿など7つの建物が全焼し、女官居室や奉福門の一部が焼失してしまう悲しい出来事がありました。 

実は同年、2019年の2月に御内原(おうちばら)などのエリアが復元作業を完了したばかりだったため、悲しみは一層深まり沖縄市民は言葉を失います。

その後、復興を心から祈る人々の支援のおかげで、2022年から「見せる復興」をテーマに再度復興作業が始まりました。

復元作業をガラス越しに見学できたり、作業内容が詳しく描かれたパネルが展示されていたり、今しか見れない設備が整っています。

2026年に完成予定ですが、首里城を再建する過程はなかなか見れないので、残りの2年間はある意味貴重な時間です。

復興作業を見た後に、完成した首里城へ足を運ぶとより感慨深いでしょう。

この記事では、今しか見れない「首里城」の見どころやおすすめの周り方、アクセス方法などをまとめました。

最後には観光に便利なおすすめホテルなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪

今しか見れない「首里城」の見どころ

この「首里城」は首里城公園内にあり、現在は2026年の完成に向けて「見せる復興」をテーマに平日のみ復興作業をしています。(※土日祝は休み)

そんな今しか見れない「首里城」のおすすめ有料エリアを2つ紹介します。

・原寸場見学エリア

・素屋根見学エリア

有料エリアの料金は大人400円高校生300円小中学生160円となっています。

中には首里の街並みを見渡せる絶景ポイントも一緒に解説していきますね。

原寸場エリア

ここは、実寸大の図面を引く場所です。

大きなガラスの向こうで日々汗水流して首里城を造っている職人たちは、なんと実物と同じ大きさと同じ大きさの図面を引いて作業をしています。

近くで見れば見るほど迫力満点で、見る位置を変えてどんな作業をしているのかつい見入ってしまうほどです。

また、見学エリアへ入る前には、首里の景色を一望できる展望デッキがあります。

首里の街を眺めながら、おだやかな時間を過ごせる休憩ポイントなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

素屋根見学エリア

実際の正殿とほぼ同じ大きさのグラフィックアートが描かれた建物内で、正殿の再建工事を行なっているのが「素屋根見学エリア」です。

(画像:じゃらんnetより

このグラフィックアートの扁額(門戸や室内に飾られる横長の額面)に注目すると、平成は赤色だったのですが、これからできる令和の扁額は黄色に変わっています。

元々琉球王国時代に飾られていた扁額は黄色だったことから、過去の正殿により近い形で復元されるなど、平成の正殿との違いを見つけるのも楽しいですよ♩

中に入ると、1階入り口には実際に使われた木材(ヒノキ)の端材をもらえるコーナーもあり、特に「コースター」は人気で時間になると無くなることもあるようです。

他にも作業内容を解説したパネルが設置されていたり、火災後残った貴重な破片等も展示されていたりしています。

また、着々と形になっていく正殿を見るベく年間パスポート(大人800円)を使って定期的に訪れる地元の方も多いんだとか。

再建過程を見た上で完成した正殿はどれほど聡明で美しいか、想像するだけでワクワクしますね♪

「首里城」おすすめの周り方・解説付き

首里城の周り方はいくつかあるのですが、今回は「見える復興エリア」を含めた1時間半で回れるコースをご紹介します♪

  1. 守礼門(しゅれいもん)
  2. 歓会門(かんかいもん)
  3. 瑞泉門(ずいせんもん)・漏刻門(ろうこくもん)
  4. 広福門(こうふくもん)
  5. 奉神門(ほうしんもん)
  6. 復興展示室
  7. 世誇殿(よほこりでん)
  8. 東のアザナ
  9. 淑順門(しゅくじゅんもん)
  10. 銭蔵(ぜにくら)
  11. 久慶門(きゅうけいもん)

それぞれの魅力も合わせて解説していきますね。

守礼門(しゅれいもん)

真っ赤にそびえ立つ「守礼門」は、1527年〜1555年に建設されたと言われてます。

「守礼」とは「礼節を守る」という意味。

門の中央に飾られた扁額(へんがく)の「守禮之邦(しゅれいのくに)」という言葉には「琉球は礼節を大事にする」という琉球王国の思いが込められています。

1933年に「国宝」に認定された「守礼門」は1945年の沖縄戦争により失いましたが、1958年に復元されてから今もなお沖縄のシンボルとして愛されています。

歓会門(かんかいもん)

「歓迎する」という意味を持った「歓会門」は1477年〜1500年頃に創建されたと推測されています。

ここも沖縄戦争で無くなってしまいましたが、1947年に復元されました。

首里城は外郭と内郭の二重城郭となっていますが「歓会門」は外郭第一の門です。

門の両サイドには「災難を防ぎ悪霊を家に入れない」という魔除けの意味を込めた「シーサー」を2対設置しているのも沖縄ならではですね。

瑞泉門(ずいせんもん)・漏刻門(ろうこくもん)

「立派なめでたい泉」という意味で第二の門と言われる「瑞泉門」をくぐります。

別名「ひかわ御門(うじょう)」といい、門の真上に櫓(やぐら)が乗っており日本でもよく見られるデザインですが「瑞泉」と書かれた扁額(へんがく)に琉球らしさを感じます。

門の手前右側にある湧水が「龍樋(りゅうひ)」と言い、湧水が出ているこの龍頭の彫刻物は唯一当時のものが使われています。

「瑞泉門」をくぐり抜けると第三の門と言われる「漏刻門(ろうこくもん)」もがあります。

「漏刻=水時計」という意味で、門の上の櫓(やぐら)に水槽を設置して、水の量で時間を測っていたのだそう。

水量を見て時間を確認した役人は太鼓を叩き、東(あがり)と西(いり)のアザナの役人に知らせます。

その後大鐘を鳴らし、城内や城外の人々に時刻を伝えてきたため「漏刻門」は時間を把握するための重要な門でした。

広福門(こうふくもん)

次に「福を行き渡らせる」という意味が込められた第四の門「広福門」へ。

別名「長卸門(ながうじょう)」と言われていて、いつ建てれてたかはわからず明治末期頃に撤去されてしまったが、1992年に復元され現在は「発券所」として利用されています。

門を抜けると虎瀬山(とらずやま)や弁ヶ嶽(べんがだけ)の丘の緑など、美しい景色が一望できる絶景スポットがあるので、カメラを用意して行きましょう♪

奉神門(ほうしんもん)

「報神」とは「神を敬う」という意味があり、首里城正殿への「御庭(うなー)」への入り口で、最後の門になります。

3つの門に分かれていますが、真ん中は国王など身分の高い人だけが通れる門で、それ以外の役人たちは両側の門から入るよう決められていました。

現在はここで琉球王国時代の朝の儀式「御開門(うけーじょー)」が8時25分から見学できます。

当時の朝は、銅鑼の音が響き渡るこの開門の儀式から始まっていました。

旅の思い出に、ぜひ「琉球の朝」を味わいに来てみてくださいね♪

【有料】復興工事・展示室エリア

中に入ったら「復興工事見学エリア」や「復興展示室」へ向かいましょう♪

「原寸場エリア」や「素屋根エリア」で職人たちの伝統技を間近で見れたり、補修作業を終えた「大龍柱補修展示室」で圧巻の大龍柱が見学できたりします。

他にも2020年10月に「復興展示室」がオープンしました。

(画像:首里城公園公式ホームページより

火災後に残された実際の破片や瓦屋根などが展示され、残骸を見るとどれだけ大きな被害があったのかを思い知らされます。

また「復興のあゆみ」をVTRで視聴できたり、正殿の工事状況がわかる解説パネルが設置されているので、有料エリアは見どころ満載です。

【有料】世誇殿(よほこりでん)

ここ「世誇殿(よほこりでん)」は未婚の王女が住んでいた場所で、国王が亡くなった後に次の国王が即位する儀礼が行われていました。

(画像:首里城公園公式ホームページより

現在は休憩スペースとして利用されていて、休憩中は大型モニターで琉球王国の歴史と首里城正殿跡についての映像が流れます。

他にも、復元後の正殿を3Dイメージ像を閲覧できる「タッチパネル」は、想像以上にとてもリアルな映像なので、ぜひ見に行ってみてください。

【有料】東のアザナ(あがりのあざな)

次は標高約140mの高さにある「東のアザナ」へ向かいましょう。

かつては役人たちが大鐘を鳴らして、人々に時刻を知らせる役割を果たしていました。

天気の良い日だと久高島(くだかじま)や慶良間諸島(けいらましょとう)が見える「東のアザナ」はまさに絶景スポットで、写真スポットです。

一面に広がる那覇市に大きな空の景色に、思わずうっとりしてしまいます。

淑順門(しゅくじんもん)

女官たちが御内原へ入るときに使われていた門が「淑順門」で「みもの御門(うじょう)」や「うなか御門(うじょう)」とも言われています。

首里城では女性がすべてを仕切っているまさに「大奥」の世界で、当時男性は出入り禁止でした。

こちらもいつ建設されたのか不明ですが、2010年に復元されて現在にいたります。

銭蔵(ぜにくら)

(画像:日本遺産 ポータルサイトより

「銭蔵(ぜにくら)」は、泡盛(沖縄ならではの蒸留酒)・油・金銭・金品などを保管するために建てられたと言われています。

建物の正確な数値記録は残っていませんが、礎を発掘したことをきっかけに大まかな規模感と柱の位置を把握し復元されました。

かつての「銭蔵(ぜにくら)は、今よりも2倍の高さがあった高床式の建築様式だったのだそう。

現在は休憩所になっているので、歩いて汗が流れてきたら風通しの良い「銭蔵(ぜにくら)」で水分補給してくださいね。

久慶門(きゅうけいもん)

「久慶門(きゅうけいもん)」は見学コース最終地点で、現在は首里城の出口として利用されています。

 

首里城外郭の北側にあり、当時は女性だけが出入りできる門でしたが、国王が寺院をお参りしたり地方へ外出する際にも使われていました。

また、夜のライトアップを楽しみにしてる方も多く「広福門」の方から待機していると、光に照らされた美しい「久慶門(きゅうけいもん)」を見れるためおすすめです。

「首里城」へのアクセス方法

首里城へのアクセス方法を電車・バス・自動車別でご紹介します。

沖縄市は思ってた以上に広いこと、交通機関が限られている地域があることから自動車を使った観光がおすすめです。

しかしレンタカーやタクシーを利用するとコストがかかるので、移動が少なく費用を抑えたいなら電車やバスを利用する良いかもしれません。

順番に解説するので、移動手段に悩んでる方はぜひ参考にしてくださいね。

「首里城」へ電車・バスで行く場合

那覇空港から交通機関を利用するなら、電車とバスを併用するのがおすすめです。

那覇空港駅「ゆいレール」→「首里駅」(所要時間約30分)

「首里駅前バス停」首里城下町線(7番・8番)→「首里城前バス停」(所要時間5分〜7分)

「首里駅前バス停」から路線バスばいくつか出ていますが「首里城前バス停」で下車できる首里城下町線(7番・8番)の路線バスを利用すると、下車後は徒歩1、2分で首里城公園に到着します。

また、首里駅から徒歩15分〜20分で首里城公園へ到着しますが、沖縄は冬でも平均20度前後で暑いです。

暑さが気にならず時間に余裕がある方は徒歩でも問題ありませんが、暑いのが苦手で首里城散策を快適にしたい方は、電車と路線バスの併用をおすすめします♪

「首里城」へ自動車で行く方法と駐車場

那覇空港から「首里城」へ約25分で到着するルートを解説します。

那覇空港から「国道58号線」へ→若狭ICを下り「国道43号線」にそって進む→「琉家 泊店」が見えたら右折し「県道29号線」首里方面へ→「首里城入り口駐車場」到着。

基本的にはスムーズですが、出勤ラッシュや帰宅ラッシュの時間は多少混み合い、所要時間が前後することもあります。

「首里城」周辺のおすすめホテル

「首里城」の周辺には、素敵な宿泊施設がたくさんあるので悩みますよね。

そんなお悩みを解決するために「首里城」周辺で特におすすめのホテルをご紹介します。

・ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

・スーパーホテル那覇・新都心

・ホテル山の内

旅の目的に合うホテル選びの参考にしてくださいね。

ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

この「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」は市街地からは少し離れたところにあるため、静かで穏やかな時間を過ごしたい方には特におすすめです。

また「清潔感があり過ごしやすい」「野外プールがあり子供も楽しめる」「スタッフが親切丁寧」などの高評価が多く、首里城へも徒歩15分ほどで着くため朝の儀式にも余裕を持って向かえます。

周りにはコンビニやレストランがないとの口コミもありますが、ホテル内の和食・中華のレストランは沖縄料理を堪能できたり、中の売店に必要なものが揃っていたりするので不自由なく宿泊できますよ。

スーパーホテル那覇・新都心

この「スーパーホテル那覇・新都心」は、「おもろまち」駅より徒歩5分圏内にあり、大型施設やコンビニエンスストアも近くにあるため非常に好立地です。

「ウェルカムドリンクの種類が豊富」「清潔感があって過ごしやすい」などの口コミがあり、特にウェルカムドリンクには「シークワーサージュース」や「泡盛」など沖縄ならではのドリンクがたくさんあり「せっかく来たから♪」とついつい飲み過ぎてしまいます。

また、駐車場と隣接する道路が交通量が少なく出入りしやすいことから、運転に自信のない方でも安心して駐車できるのも嬉しいポイントです。

ホテル山の内

この「ホテル山の内」は国際通り沿いにあり、特にコストパフォーマンスを重視する方におすすめのホテルです。

・「牧志駅」より徒歩約10分

・「てんぶす前」「松尾」のバス停も徒歩5分圏内

・提携駐車場が近くにある

交通機関も充実しており、国際通り沿いのためショッピングや食事にも困らず非常に好立地です。

また朝食は500円で手作りカレーと出汁茶漬けを食べれるのですが、これがとっても美味しい!

昼のショッピングや、夜の賑やかな国際通りを楽しみたい方にもおすすめです。

「首里城」のまとめ

この記事では、首里城の歴史やおすすめの周り方、アクセス方法、おすすめホテルをご紹介しました。

「首里城」おすすめホテル3選
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
世界遺産『首里城』に一番近い♪徒歩15分★観光にも便利なロケーション/那覇空港より車で約30分/那覇I.C.より車で約10分/国際通りまで車で約15分
コメント数 : 445
★の数(総合): 3.93
スーパーホテル那覇・新都心
朝食ビュッフェ無料。おもろまち駅徒歩4分、ウェルカムバー実施中!コンビニ・スーパー近く♪/おもろまち駅より徒歩5分/那覇空港からモノレール20分 or 車25分/コンビニ徒歩2分
コメント数 : 887
★の数(総合): 4.22
ホテル山の内
国際通りのど真ん中!ゆいレール美栄橋駅徒歩約5分で立地抜群!公設市場徒歩2分☆ビジネス・観光に便利!/■ゆいレール:那覇空港→美栄橋駅約15分■美栄橋駅→ホテル迄徒歩約5分■那覇空港より車で約20分!
コメント数 : 270
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「首里城」は、沖縄県にはなくてはならない観光名所です。

度重なる火災被害にも負けずに再建を重ねてきましたが、5度目の復興作業は「見せる復興」をテーマにして、訪れる人々を新しい見方で楽しませてくれています。

2026年の完成に向けて、作業をする職人たちの伝統技や、どんどん出来上がっていく過程を間近で見れるのは今だけなので、完成前にぜひ足を運んでみてくださいね。

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